本記事はプロモーションを含みます。
転職エージェントが「やめとけ」と言われる原因の多くは、担当者の売上の仕組みにあります。仕組みを知って、後回しにされない使い方をすれば、避けられる失敗がほとんどです。ただし、使わないほうがいい人がいるのも確かです。
登録しようか迷って調べてみたら、「やめとけ」「使わない方がいい」という声ばかりが目に入った。そんな状態でこの記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
- 登録したら応募を急かされそう
- 希望と違う求人ばかり届きそう
- 年収が高くないと相手にされなさそう
- そもそも自分に必要なのか分からない


私は前職の転職エージェントで、企業と求職者の両方を1人で担当しながら、製造業の技術者の転職を支援していました。エージェントの内側にいた立場から、「やめとけ」と言われる理由と、使わないほうがいい人・使ったほうがいい人の違いをお伝えします。
転職エージェントとは別に、1人の担当者が3か月ほど続けて相談に乗ってくれる、無料のキャリア相談もあります。
キャリナビ転職の対象は20〜34歳の方です。35歳以上の方は、このあと紹介する転職エージェントをご覧ください。
転職エージェントが無料で使える仕組み

「やめとけ」と言われる理由を知るには、まずエージェントがどこからお金を得ているかを押さえておく必要があります。求職者は無料で使えますが、エージェントはボランティアではありません。
お金を払うのは採用する企業
エージェントを通して転職が決まると、採用した企業がエージェントに手数料を払います。手数料の目安は、私が見てきた限りでは入社時の年収の3〜4割ほどでした。年収600万円の方が決まれば、企業は200万円前後を払う計算です。

決まらなければ売上はゼロ
この手数料は、転職が決まったときにだけ支払われます。面談を何回重ねても、入社が決まらなければエージェントの売上はゼロです。
つまり、担当者にとっての成果は「あなたの転職が決まること」であり、「あなたが納得できる転職をすること」とは必ずしも一致しません。この小さなずれが、「やめとけ」と言われる原因になっています。
担当者一人ひとりに売上の目標がある
多くのエージェントでは、担当者ごとに売上の目標が決まっています。目標があっても候補者に誠実な担当者はたくさんいますが、目標に届いていない担当者ほど、決まりそうな話を急いで進めたくなるものです。
転職エージェントがやめとけと言われる理由

ここからは、私がエージェントの内側で実際に見てきたことをお伝えします。大手のエージェントが自社のサイトには書きにくい話も含まれますが、知っておけば身を守れる内容です。当てはまる担当者に出会ったら、少し距離を置いて付き合いましょう。
数字が足りない担当者は応募を急かす
自分の数字が全然足りなくなると、担当者は応募を急かしたり、何としてもその人を自分の会社で決めたいと考えたりします。「この求人はすぐ埋まります」「今週中に応募しましょう」という言葉が増えたら、担当者側の事情かもしれません。


とにかくたくさん応募させようとする
希望に合うかどうかより数を優先して、求人にものすごくたくさん応募させようとする担当者もいます。応募が多いほど、どこかで決まる確率が上がるからです。一社ずつ「なぜあなたに合うのか」を説明できない担当者は、あなたではなく数字を見ています。
他に受けている会社を悪く言う
あなたが他のエージェントや直接応募で受けている会社について、悪い評判ばかり話す担当者もいます。いわゆるネガティブキャンペーンで、自分のところで決めてほしいという気持ちの表れです。他社の悪口が増えたら、担当者の都合を疑ってください。
他社の状況を共有せずに決めようとする
本来、担当者は、あなたが他のエージェントでどんな選考を受けているかを把握したうえで動くべきです。ところが、情報を外に出さず、自分のところでささっと決めてしまおうとする担当者がいるのも事実です。他社の選考状況を聞かれないまま、一社だけを強くすすめられたら、少し立ち止まりましょう。
月末は内定が出そうな人が優先される
月末が近づくと、内定が出そうな人の対応が優先され、そうでない人は後回しになることがありました。後回しにされたまま連絡が途切れ、転職のタイミングを逃した方もいます。返事が遅いときは、遠慮せずにこちらから状況を聞いて構いません。
年収が高い人ほど手厚くなる
手数料は年収に比例するので、年収が高い人を決めるほど担当者の成績は良くなります。そのため、年収500万〜600万円の人より、1,000万円の人のほうが手厚く対応されやすいのが実情です。

年収500万〜600万円の人を2〜3人やり取りする手間を考えると、1,000万〜1,500万円の人を1人決めたほうが、担当者の負担は少なく済みます。エージェントの裏側は、正直に言えばこうなっています。
年収500万円台でも優先される人の特徴

年収が高い人ほど手厚くなると聞くと、「自分は後回しにされる側だ」と感じた方もいるでしょう。年収500万〜600万円台でも、担当者が「この人は優先して動こう」と思う人ははっきりいます。まずは本人の特徴を3つお伝えします。
希望をはっきり伝え本音で話す
一つ目は、真摯に対応してくれる人です。返信が早い、希望がはっきりしている、めちゃくちゃな高望みをしない。大事なのは、現実を分かったうえで、自分の希望をはっきり伝えることです。
中でも、「この会社に決まれば行きます」と最初からはっきり言ってくれる人は、エージェントにとってありがたい存在です。逆に、どこに行くか分からない人や、本音を話してくれない人は、正直扱いづらく、後回しにされる傾向があります。
経験と求人が合っていて内定が出そう
二つ目は、内定が出そうな人です。今はどこのメーカーも技術者を欲しがっているので、求人次第ではありますが、経験が合っていれば担当者は喜んで動きます。
本人の希望、経験、求人票の中身がそろっていると、担当者は「この人なら決まる」と判断します。経験の伝え方は機械設計の職務経歴書の書き方で詳しく書いています。
知り合いからの紹介で来た人
三つ目は、知り合いや友人の紹介で来た人です。エージェントも人なので、個人的な感情で動くときはやはりあります。
周りにエージェントを使って転職した人がいれば、良かった担当者を紹介してもらうのも一つの手です。
担当者の事情で優先されるときもある
本人の特徴とは別に、担当者側の事情で、年収500万〜600万円台の人が優先されるときもあります。私が見てきた中では、次の4つです。
- 早く確実に決まりそうなとき
- 月末に「あと1件」が欲しいとき
- 企業からせかされている求人にぴったりのとき
- 電気系など経験が珍しいとき
1人あたりの手数料が小さくても、2週間で決まる人のほうが、3か月かかる高年収の人より割がいいこともあります。また、なかなか埋まらない求人を埋めれば、その企業の人事からの信頼が上がり、次の求人ももらいやすくなります。
転職エージェントを使わない方がいい人

ここまでの話を踏まえると、エージェントを使わないほうがいい人も見えてきます。無理にエージェントを使うより、自分で動いたほうがうまくいく人たちです。私が見てきた中では、次の3つのタイプが当てはまります。
エージェントを下に見ている人
担当者を「求人を持ってくる業者」として下に見ている人は、エージェントを使わず自分で進めたほうがいいと、私は正直に思います。担当者も人なので、横柄に扱われれば積極的には動きません。
先ほどお伝えしたように、担当者が優先して動くのは、真摯に向き合ってくれる人です。エージェントを使うなら、一緒に転職を進める相手として接したほうが、結果的に自分のためになります。
行きたい会社が1社に決まっている人
行きたい会社がすでに1社に決まっていて、その会社の採用ページから直接応募できる人も、エージェントを通す必要はあまりありません。企業から見ると、エージェント経由の採用には手数料がかかるからです。
「そこに落ちたら転職活動をやめよう」と決めている人や、「あなたならここが合いますよ」という提案すらいらない人も同じです。エージェントの強みは、自分では思いつかなかった行き先を提案できることなので、それが不要なら使う理由は薄くなります。
すべてお任せにしたい人
「良い求人があったら教えてください」とだけ伝えて、あとは担当者に丸投げしたい人も、エージェントとは相性がよくありません。希望が分からないと担当者は求人を探しようがなく、先ほどの「優先される人」とちょうど逆の状態になるからです。
企業は本当は直接応募してほしい

エージェントの内側にいると、あまり表では言われない企業側の本音も見えてきます。それは、企業はできれば候補者に直接応募してほしいと考えている、ということです。その理由と、企業の最近の動きをお伝えします。
エージェント経由は1人数百万円かかる
エージェント経由で1人採用すると、企業はその人の年収の35〜40%ほどを手数料として払います。業界によってはもっと高いところもあり、1人採るのに数百万円かかるのは珍しくありません。
一方で、自社の採用ページから直接応募してもらえれば、手数料は0円です。企業が直接応募を歓迎するのは、この差があるからです。
社員の紹介や自社の採用ページに力を入れている
最近の企業は、社員に知り合いを紹介してもらう「リファラル採用」や、自社の採用ページの充実に力を入れています。LinkedInなどのSNSを使って、自社に応募が来るように動く企業も増えました。
さらに、そうした採用のノウハウを外に頼らず、社内で持とうとする企業も出てきています。
それでも転職者の約2割はエージェントを使っている
とはいえ、エージェントを使う転職者は増えています。厚生労働省の調査では、転職活動で民間の職業紹介機関(転職エージェントなど)を使った人は20.9%で、5年前の14.8%から増えました。

大学を卒業した人に限ると32.7%、35〜39歳では32.2%と、3人に1人が使っています。出典:厚生労働省「令和7年転職者実態調査の概況」(転職活動の方法別の割合・複数回答)。
転職エージェントを使った方がいい人

直接応募にも良さはありますが、自分で全部やるのは想像以上に手間がかかります。エージェントを使ったほうがいいのは、次のような人です。
人事とのやり取りを自分でしたくない人
直接応募すると、面接の日程調整や書類のやり取りを、すべて自分で人事とすることになります。平日の日中に連絡が来ても、仕事中はすぐに返せないことも多いでしょう。
エージェントを使えば、こうしたやり取りは担当者が引き受けてくれます。自分でやる場合は、その分の手間を覚悟しておきましょう。
年収や入社日の交渉を任せたい人
直接応募で一番面倒なのが、年収などの条件の交渉です。自分で人事に「もう少し上げてもらえませんか」と切り出すのは、なかなか勇気がいります。
エージェントを通せば、言いにくい条件の話を担当者が代わりに伝えてくれます。交渉の時期については年収交渉はタイミングが勝負で詳しく書いています。
製造業の技術を分かる人に相談したい人
製造業に詳しいエージェントなら、業務内容や専門用語をいちいち説明しなくても話が通じます。いろいろな技術者の転職を見てきているので、市況感も知っています。
自分の経験が社外でどう評価されるのかを知りたい人にとっては、こうした担当者と話すこと自体に価値があります。
やめとけを避けるなら担当者で選ぶ

ここまで読んでいただくと、「やめとけ」と言われる原因の多くは、エージェントという仕組みより担当者にあると分かるはずです。選ぶときのポイントを3つに絞ってお伝えします。
登録は3〜5社で担当者を比べる
1社だけに登録すると、その担当者が良いのか悪いのか比べようがありません。登録は3〜5社にして、実際にやり取りを続けるのは1〜2社に絞っていくのがおすすめです。
登録した時点で転職を決めている必要はありません。情報収集の段階でもきちんと情報をくれるかどうかが、担当者を見分ける一番分かりやすい目安になります。
合わない担当者は変えてもらえる
話を聞いてくれない、上から目線で来る、連絡が遅い。そんな担当者に当たったら、担当を変えてもらうようにお願いして構いません。
当たりの担当者を見分ける7つの視点は製造業の技術者に合う転職エージェントの選び方にまとめています。登録の前に読んでみてください。
製造業の技術職に強いエージェント
製造業の技術職の転職なら、メーカーに特化したエージェントから始めるのが話が早いでしょう。私が読者の方におすすめしているのは、メーカーと製造業に特化したメーカーズジョブです。
愛知・岐阜・三重で働きたい方は、東海3県に特化したR4CAREERもあわせて登録しておくと、地元の求人を比べやすくなります。
製造業の技術者が登録先を選ぶときの組み合わせは、製造業の転職エージェントおすすめ6社と選び方で紹介しています。
転職エージェントのよくある質問

最後に、転職エージェントを使うかどうか迷っている方からよく聞かれる質問にお答えします。
本当に最後まで無料ですか
無料です。手数料は採用した企業が払うもので、求職者があとからお金を請求されることはありません。年収から手数料が差し引かれることもないので、安心してください。
まだ転職を決めていなくても登録していいですか
登録して大丈夫です。求人や市況を知るために使う人もたくさんいます。「まだすぐには動かない」と自分から言う必要はなく、聞かれたら正直に答えれば十分です。
すすめられた求人は断ってもいいですか
断って構いません。断るときは「年収の条件が合わない」「転勤がある」など理由を添えると、担当者は次の求人を探しやすくなります。
エージェントと直接応募は同時に使えますか
同時に使えます。ただし、同じ会社にエージェント経由と直接応募の両方で応募するのは避けてください。どちらから応募したかで企業側が混乱し、印象を悪くする原因になります。
面接の対策もしてもらえますか
多くのエージェントで、面接の練習や、企業ごとに見られるポイントの説明を受けられます。製造業の技術職の面接については面接で聞かれる4つの質問と落ちる理由もあわせて読んでみてください。
転職エージェントで後悔しないためのまとめ

転職エージェントが「やめとけ」と言われるのは、担当者の売上の仕組みから来る事情があるからです。仕組みを知って、真摯に向き合い、合わない担当者は変えてもらう。それだけで、避けられる失敗がほとんどです。
- 手数料は企業が払う。目安は年収の3〜4割
- 急かす・大量応募・他社の悪口は要注意
- 「決まれば行く」とはっきり言う人は優先される
- 下に見る人・丸投げしたい人は向かない
- 企業は本当は直接応募がうれしい
- 交渉や日程調整を任せたいなら使う価値あり
まずは製造業に詳しいエージェントに登録して、担当者と一度話してみるのが最初の一歩です。まだ動くか迷っている方は転職したいけど動けない30代技術者の最初の一歩も読んでみてください。
エージェントに登録したあと転職がどう進むのかは技術者の転職は何から?流れ6ステップにまとめています。
登録したのに連絡がこない、紹介できる求人がないと言われた方は転職エージェントに断られた・連絡こない理由を読んでみてください。

