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転職エージェントに断られたり、連絡がこなくなったりするのは、その担当者が持っている求人とあなたの経歴が合わなかったことが主な理由です。1社で「紹介できる求人がない」と言われても、別のエージェントで転職が決まった方は大勢います。あなたの経験に値打ちがない、という意味ではありません。
面談まで受けたのに、「紹介できる求人がありません」と言われた。応募したきり、結果の連絡がこない。メールを送っても、返事が来るのは翌日やその次の日になる。
- 面談で「紹介できる求人がない」と言われた
- 応募したあと、何も連絡がこない
- メールや電話の返事が遅い
- 自分の経歴では転職できないのかと不安
- このあとどう動けばいいか分からない


私は前職の転職エージェントで、企業と求職者の両方を1人で担当しながら、製造業の技術者の転職を支援していました。エージェントの内側を知る立場から、断られる理由と連絡がこない理由、そのあとの動き方をお伝えします。
転職エージェントとは別に、1人の担当者が3か月ほど続けて相談に乗ってくれる、無料のキャリア相談もあります。
キャリナビ転職の対象は20〜34歳の方です。35歳以上の方は、このあと紹介する転職エージェントをご覧ください。
転職エージェントに断られる理由

エージェントは、企業から預かっている求人に合う人を紹介する仕事です。そのため、手元の求人に合う人がいなければ、紹介できないと伝えることになります。私が見てきた中で、紹介を見送ることが多かった場合を先にお伝えします。
今ある求人の要件に当てはまらない
一番多いのは、その時点で持っている求人の、どの要件にも当てはまらない場合です。断られたのは、その会社がその時に持っていた求人と合わなかったという意味です。エージェントが変われば、持っている求人も変わります。
同じような経歴の人が多い
同じような経歴の方がたくさんいる場合も、紹介が後回しになったり、見送られたりします。企業が1つの求人で会える人数には限りがあるためです。反対に、経験者が少ない分野の方は、歓迎されやすくなります。
年齢と転職回数で見送られることもある
厳しいエージェントでは、次のような場合に見送ることがあります。
- 年齢のわりに転職回数が多い(目安として30歳で4〜5社)
- 年齢が50代後半から60歳
ただし、これも求人しだいです。電気系のように経験者が少ない分野では、転職回数が多めでも「まずは面接を」となることがありました。
一般に挙がるそのほかの理由
エージェント各社のサイトでは、次のような理由も挙げられています。
- 担当者が抱えられる人数の上限に達している
- 希望する勤務地や職種が、その会社の対応の範囲から外れている
- 転職の時期が決まっていない
応募したあと連絡がこない理由

はっきり断られるより多いのが、応募したあとに連絡がこなくなる場合でしょう。結果の連絡がない、選考の途中経過が分からない、返事が1〜2日遅れる、といった状況です。エージェントの側で何が起きているのかを、正直にお伝えします。
見落としているか後回しになっている
担当者は、いくつもの企業と大勢の候補者を同時に担当しています。そのため、単純に見落としていたり、後回しになっていたりすることがあります。悪気があるわけではなく、手が回っていないのです。

国の調査でも、転職した人のうち民間の職業紹介機関を使った人は20.9%で、2020年の14.8%から増えています。エージェントを使う人が増えた分、担当者1人が抱える候補者も多くなっているはずです。出典:厚生労働省「令和7年転職者実態調査の概況」(転職活動の方法)。
内定が出そうな人が先になる
内定が出そうな候補者には、すぐに動く担当者がいます。厳しい言い方になりますが、連絡が遅いのは、その担当者の手元の求人では決まりにくいと見られているということです。ただしこれは、その担当者が持っている求人に対しての見立てにすぎません。
企業から返事が来ていないだけのこともある
企業からの返事が、まだエージェントに届いていないだけの場合もあります。企業の中で確認に時間がかかっていて、担当者も待っている状態です。
良い担当者は、「まだ企業から連絡がないので、もう少しお待ちください」と途中経過を知らせてくれます。何も言ってこない担当者とは、ここで差がつきます。
求人がないと言われたときの動き方

「紹介できる求人がありません」と言われても、その場で引き下がる必要はありません。こちらから動けば、状況が変わることがあります。私がおすすめする動き方を、順番にお伝えします。

まず理由を聞く
最初にやるのは、紹介できない理由を聞くことです。理由が分かれば、自分の側で直せることなのか、その会社に求人がないだけなのかが分かります。理由に対して言いたいことがあれば、遠慮せずに伝えてください。
こちらから求人を尋ねる
待っているだけでなく、「こういう求人はありませんか」とこちらから尋ねてみます。扱ってきた製品や、やってきた仕事の中身を伝えて聞くと、担当者も探しやすくなります。ほかの会社のサイトで見つけた求人を見せて、似たものがないか聞くのも手です。
他の担当者にも聞いてもらう
「ほかの担当の方にも聞いてみてもらえませんか」と頼んでみてください。エージェントの会社の中でも、担当者ごとに詳しい企業や求人は違います。目の前の担当者が知らない求人を、別の担当者が持っていることがあります。
連絡がこないときの動き方

連絡がこないときも、黙って待ち続ける必要はありません。催促するのは失礼ではないか、と心配する方もいますが、こちらから連絡して構いません。段階を追って動いていきましょう。
もう一度こちらから連絡する
まずは、もう一度連絡してみます。見落としや後回しが原因なら、1回の連絡で動き出すことがほとんどでしょう。「◯月◯日に応募した件の状況を教えてください」と、用件をはっきり書いて送ります。
同じ会社の別の担当者に声をかける
それでも返事がなく、その会社にほかの担当者を知っているなら、その方に声をかけます。「◯◯さんから連絡がないので、連絡をもらえるよう伝えていただけませんか」と頼む形です。同じ会社の人から言われれば、動いてくれるはずです。
担当者を変えてもらう
何度連絡しても変わらないなら、担当者の変更を頼めます。会社の問い合わせ窓口から、担当を変えてほしいと伝えれば対応してもらえます。遠慮する必要はありません。


動きの悪いエージェントは変えてよい

理由を聞いても、こちらから連絡しても変わらない。そのときは、別のエージェントを使うと決めて構いません。1社で断られた方が、ほかのエージェントで決まっていく様子を、私は何度も見てきました。

別のエージェントで決まった人は多い
1社で「紹介できる求人がない」と言われた方が、別のエージェントでは求人を紹介されて転職が決まる。こうした例は、珍しくも何ともありません。紹介できるかどうかは、担当者によるところが大きいためです。
良い担当者は合う求人を探して提案する
合う求人が見つかるまで、丁寧に探してくれる担当者がいます。担当している企業のことをよく知っている担当者なら、「あなたならこういう求人もありますよ」と提案もしてくれます。自分では考えていなかった職種が出てくることもあるでしょう。
良い担当者は途中経過を知らせてくれる
良い担当者かどうかは、連絡のしかたで分かります。企業から返事が来ていないときでも、「まだ連絡がないので、もう少しお待ちください」と知らせてくれるかどうかです。
エージェントは3社から多くて5社に登録して、やり取りを続ける1〜2社に絞っていくのがおすすめです。担当者の見分け方は製造業の技術者に合う転職エージェントの選び方にまとめています。
エージェントに優先される人の特徴

連絡の早さは担当者しだいですが、こちらの動き方で変わる部分もあります。担当者も人なので、やり取りしやすい相手から先に動きたくなるものです。私がエージェントだったときに、動きやすいと感じた方の特徴をお伝えします。
返信が早い
連絡への返信が早い方は、それだけで担当者に安心されます。返信が早い方ほど、担当者は話を先へ進めやすくなります。忙しいときは、「◯日までに返事します」と一言返すだけでも十分です。
希望がはっきりしている
どんな仕事がしたいのか、何を変えたいのかがはっきりしている方は、求人を探しやすくなります。反対に、本音を話してもらえない方や、全部お任せの方は、後回しになりがちでした。
現実を踏まえたうえで希望を伝える
希望は遠慮せずに伝えて構いません。ただ、今の経験からかけ離れた高望みが続くと、担当者は紹介できる求人を見つけられなくなります。応募の前に、「今の自分の経験だと、どれくらいの条件が見込めますか」と聞いておくと話が進みます。
エージェントの内側の事情は転職エージェントはやめとけ?使わない方がいい人の特徴で詳しく書きました。
製造業の技術職に合うエージェント

総合型のエージェントで「求人がない」と言われた技術者の方は、製造業に特化したエージェントを試してみてください。扱っている求人が違うので、紹介できる求人が出てくる見込みがあります。製造業の技術職に合う2社を紹介します。
仕事の中身が通じる担当者を選ぶ
技術職の経歴は、仕事の中身が分かる人でないと正しく読み取れません。製造業を知っている担当者なら、あなたの経験が活きる求人に気づきやすくなります。経歴の伝え方は機械設計の職務経歴書の書き方も参考にしてください。
メーカー専門で探すなら メーカーズジョブ
メーカー・製造業に特化した転職支援のサービスです。設計や生産技術といった仕事の中身が最初から通じるので、経歴を一から説明せずに済みます。評判はメーカーズジョブの評判と向いている人にまとめました。
東海で腰を据えて探すなら R4CAREER
愛知・岐阜・三重に絞って求人を扱う、名古屋の転職エージェントです。地元のメーカーとの付き合いが深いエージェントなら、ほかでは出会えなかった求人が見つかる可能性があります。
製造業に強いエージェントの比較と登録の組み合わせは、製造業の転職エージェントおすすめ6社と選び方にまとめました。
エージェントに断られたときのよくある質問

最後に、エージェントに断られたときや連絡がこないときに、よく出る質問にお答えします。
断られたのは経歴に問題があるからですか
そうとは限りません。その会社がその時に持っていた求人と合わなかった、ということが多くあります。別のエージェントで求人を紹介されて決まった方は、大勢いました。
どれくらい連絡がなければ催促していいですか
決まった日数はありません。気になった時点で、応募した日と会社名を添えて状況を聞いて構いません。良い担当者なら、聞かれる前に途中経過を知らせてくれます。
担当者を変えてほしいと言っても大丈夫ですか
大丈夫です。担当者の変更は、お願いすれば対応してもらえます。相性が合わないと感じたら、我慢せずに伝えてください。
まだ転職を決めていないと後回しにされますか
されることはあります。エージェントも仕事なので、すぐに動く方を先にする担当者がいるためです。情報収集の段階だと伝えたあとも、きちんと情報をくれる担当者は信頼できます。
何社に登録すればいいですか
3社から、多くて5社が目安です。1社だけだと、断られたときや連絡がこないときに比べる相手がいません。やり取りを続けるのは、その中から1〜2社に絞っていきます。
エージェントを使わずに転職できますか
できます。行きたい会社が決まっているなら、その会社の採用ページから直接応募する方法があります。ただし、日程の調整や条件のやり取りは自分で進めることになります。
エージェントに断られたときのまとめ

エージェントに断られたり、連絡がこなくなったりしても、あなたの経験に値打ちがないわけではありません。その担当者の手元に、合う求人がなかっただけのことが多いのです。
- 断られるのは手元の求人と合わなかったから
- 連絡がこないのは見落としや後回しが多い
- 求人がないと言われたら、まず理由を聞く
- 連絡がこなければ、こちらから連絡してよい
- 良い担当者は途中経過を知らせてくれる
- 動きの悪いエージェントは変えて構わない
担当者が変われば、紹介される求人も変わります。何から始めるか迷っている方は技術者の転職は何から?流れ6ステップを、まだ動くか決めていない方は転職したいけど動けない30代技術者の最初の一歩を読んでみてください。

