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転職の内定を保留できるのは、合わせて2週間ほどが目安です。内定が出たときの返事の期限が1週間ほどで、延ばしてもらえるのはプラス1週間くらいでした。私が見てきた中で一番長かった方でも、2〜3週間です。
内定は出たけれど、もう少し考えたい。別の会社がまだ選考中で、結果が出るまで返事を待ってほしい。内定を2社からもらって、どちらにするか決めきれない。
- 内定は出たが、もう少し考えたい
- 別の会社の結果がまだ出ていない
- 複数の内定のどれにするか迷っている
- 待ってほしいと言うと印象が悪くなりそう
- エージェントに「待てません」と言われた


私は前職の転職エージェントで、企業と求職者の両方を1人で担当しながら、製造業の技術者の転職を支援していました。企業の人事とやり取りしてきた立場から、内定を保留できる期間と、企業やエージェントが期限を区切る理由をお伝えします。
転職エージェントとは別に、1人の担当者が3か月ほど続けて相談に乗ってくれる、無料のキャリア相談もあります。
キャリナビ転職の対象は20〜34歳の方です。35歳以上の方は、このあと紹介する転職エージェントをご覧ください。
内定の保留は合わせて2週間が目安

内定の返事には期限があります。まずは、何日くらい待ってもらえるものなのかを知っておきましょう。ここでは、私が企業とやり取りしてきた中での相場をお伝えします。

最初の返事の期限は1週間ほど
内定が出たときに示される返事の期限は、だいたい1週間でした。企業は採用の計画に沿って動いているので、返事をいつまでも待つわけにはいきません。期限が書かれていないときは、いつまでに返事が必要かをこちらから確かめてください。
延ばせるのはプラス1週間ほど
期限を延ばしてほしいと頼んだ場合、区切られるのはプラス1週間くらいでした。最初の1週間と合わせて、2週間ほどは待ってもらえる計算になります。延ばせるかどうかは企業ごとの判断なので、まずは頼んでみましょう。
長い人でも2〜3週間
私が見てきた中で、一番長く待ってもらった方でも2〜3週間でした。1か月のような長い保留は、まず通らないと考えておいたほうが安全です。待ってもらう期間は、できるだけ短く、日付を決めて伝えます。

国の調査でも、転職活動を始めてから前の会社を辞めるまでの期間は「1か月以上3か月未満」が28.8%で最も多くなっています。短い期間に何社も並行して受けるので、内定の時期がずれるのは普通のことです。出典:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」(転職活動を始めてから直前の勤め先を離職するまでの期間)。
企業が期限を区切る本当の理由

なぜ1週間や2週間で区切られるのか、不思議に思う方もいるでしょう。ここには、求人ごとの事情があります。企業の側から見た事情を知っておくと、どこまで頼めるかの見当がつきます。
他に候補者がいなければ企業は待てる
同じポジションに他の候補者がおらず、内定を出したのがあなただけ。この場合、企業は正直なところ、いつまででも待てます。急いで別の人に決める理由がないためです。
それでも期限を区切る理由
それでも、期限を決めずに延ばすことは、企業もエージェントもまずしません。返事がいつ来るか分からないままでは、採用の計画が立たないからです。そのため、待てる状況でも1週間、もう1週間と区切って進めていきます。
他に候補者がいると待てない
うまくいかなかったのは、同じポジションに他の候補者がいる場合でした。「他の候補者がいるので、そこまでは待てません」と言われることがあります。企業は次の候補者も待たせているので、長くは延ばせないのです。
自分のほかに候補者がいるのかどうかは、エージェントの担当者に聞いてみてください。
保留で印象が悪くなることもある

保留を頼むときに一番気になるのは、企業からどう見られるかでしょう。「保留しても印象は変わらない」と書いてある記事もありますが、実際は企業によります。両方の例を知ったうえで、伝え方を考えていきましょう。
「なぜ延ばすのか」と思う企業はある
返事の期限を延ばしてほしいと頼むと、心象が悪くなる企業もあります。「なぜ延ばすのだろう」と思われるのは、採用する側の気持ちを考えれば自然なことです。保留にはこうした面があると、先に知っておいてください。
「しっかり考えて」と言う企業もある
一方で、快く待ってくれる企業もあります。「何度もする転職ではないのだから、しっかり考えてください」と言ってくれる会社は、実際にあります。保留を頼んだときの企業の反応は、入社したあとの社風を知る手がかりにもなるでしょう。
理由と日付を伝えて不安を減らす
企業が不安になるのは、なぜ待つのか、いつまで待てばいいのかが分からないときです。理由と返事ができる日を先に伝えておけば、企業の不安は小さくなります。
避けたいのは、期限を過ぎても連絡をしないことです。迷っているときほど、期限の前に一度連絡を入れてください。
エージェントが返事を急ぐ理由

エージェントを通して応募していると、担当者から返事を急がされることがあります。ここは、エージェントの内側を知っているかどうかで動き方が変わるところです。私自身がエージェントだった立場から、担当者の事情をお伝えします。
内定が出たらすぐ承諾してほしい
エージェントは、内定が出たらすぐに意思を決めて、承諾してほしいと考えています。そのため、内定が出る前から候補者の気持ちを確かめる動きを取ります。私も最終面接の段階で、「もし内定が出たらどこに行きますか」と聞いていました。
中には、「期限は待てません」と言って、考える時間を与えずに決めさせようとする悪い担当者もいます。なるべく早く意思決定をさせようとしてくる担当者がいることは、先に知っておいてください。
企業が待てても担当者が延ばさないことがある
企業は「待ちます」と言っているのに、エージェントの判断で期限を延ばさないことがあります。企業のほうが「期限はエージェントに任せます」と言っている場合もあるのです。担当者の「待てません」が、いつも企業の言葉とは限りません。
企業が決めた期限かを確かめる
「待てません」と言われたら、企業が決めた期限なのかを聞いてみてください。そのうえで、「他社の結果が◯日に出るので、◯日までなら必ず決めます」と日付を添えて、もう一度頼みます。理由と日付がはっきりしていれば、担当者も企業に話を通しやすくなります。
急がせる担当者の事情は転職エージェントはやめとけ?使わない方がいい人の特徴で詳しく書きました。


迷いは内定が出る前に整理する

保留できるのは、長くても2〜3週間です。内定が出てから一から考え始めると、時間が足りなくなります。私が候補者の方と一緒にやっていた、迷いの整理のしかたをお伝えします。
最終面接の時点で自分に聞く
私は最終面接の段階で、候補者の方に2つのことを聞いていました。「内定が出たらどこに行きますか」「迷うとしたら、何に迷っていますか」の2つです。同じ質問を、内定が出る前に自分にしてみてください。
迷う点が先に分かっていれば、面接の逆質問や担当者への確認で、内定の前に不安を消しておけます。
転職理由と企業を選んだ目線に戻る
複数の内定で迷っている方には、もともとの転職理由を振り返ってもらっていました。あわせて、どんな目線で応募する企業を選んでいたのかも思い出してもらいます。この2つに戻ると、「それならこの会社ですね」と答えが出ることが多くありました。
- そもそも、なぜ転職しようと思ったのか
- どんな目線で応募する企業を選んでいたのか
他社が選考中なら状況を伝える
別の会社がまだ選考中の場合は、内定が出たことと返事の期限を、選考中の会社にも伝えます。エージェント経由なら、他社の進み具合を企業へ伝えるのは担当者の普段の仕事です。年収の希望がある方は、内定通知書が出る前に伝えておいてください。
年収の伝え方は年収交渉はタイミングが勝負にまとめています。
内定保留の頼み方と伝える内容

保留を頼むときは、伝える内容と、誰から伝えるかの2つを押さえます。エージェントを使っているか、企業に直接応募しているかで、頼み方は変わります。それぞれの場合に分けてお伝えします。

理由と返事ができる日をセットで伝える
私が候補者の方に伝えていたのは、理由と日付を具体的にすることでした。「他社の結果が◯日に出るので、◯日までにお返事します」と日付を入れて頼みます。「少し考えさせてください」だけでは、企業はいつまで待てばいいのか分かりません。
エージェント経由なら担当者に頼む
エージェントを通して応募している場合は、担当者に頼んで企業へ伝えてもらいます。自分で企業に連絡する必要はありません。担当者には、迷っている理由と、何日までなら決められるかを正直に伝えておきましょう。
直接応募なら電話のあとメールで残す
企業に直接応募している場合は、自分で採用の担当者に連絡します。一般には、電話で伝えたあとに、同じ内容をメールでも送っておく方法がすすめられています。日付の行き違いを防ぐためです。
内定の返事を相談できるエージェント

内定の保留は、企業とのやり取りを誰に任せるかで結果が変わります。候補者の事情をきちんと企業へ伝えてくれる担当者なら、納得して返事ができます。担当者を見るときの点と、製造業の技術職に合う2社を紹介します。
返事を急がせない担当者を選ぶ
内定が出る前の段階で、担当者の動き方を見ておきましょう。
- 迷っている点を、内定が出る前に聞いてくれる
- 企業が言った期限を、そのまま伝えてくれる
- 転職理由に戻って、一緒に考えてくれる
こちらの話を聞いてくれる担当者は、企業にも事情を正しく伝えてくれます。担当者の見分け方は製造業の技術者に合う転職エージェントの選び方にまとめています。
メーカー専門で探すなら メーカーズジョブ
メーカー・製造業に特化した転職支援のサービスです。設計や生産技術といった仕事の中身が最初から通じるので、内定先と自分の経験が合っているかも相談しやすくなります。評判はメーカーズジョブの評判と向いている人にまとめました。
東海で腰を据えて探すなら R4CAREER
愛知・岐阜・三重に絞って求人を扱う、名古屋の転職エージェントです。地元のメーカーとの付き合いが深いエージェントなら、企業の事情も踏まえて返事の時期を相談できます。
内定の保留でよくある質問

最後に、内定の保留について、よく出る質問にお答えします。
保留の理由は正直に言うべきですか
他社の結果を待っているなら、そのまま伝えて構いません。理由が分からないままだと、企業は「なぜ延ばすのだろう」と不安になります。結果が出る日をはっきり伝えるほうが、話は進みやすくなります。
保留を断られたらどうすればいいですか
その場で承諾するか、辞退するかを決めることになります。断られたときに慌てないよう、頼む前に自分の中の優先順位を決めておきましょう。エージェント経由なら、企業が決めた期限なのかを先に確かめてください。
家族に相談したいは理由になりますか
理由になります。勤務地や年収が変わる転職では、家族と話す時間が要るのは自然なことです。この場合も、何日までに返事をするかを添えて伝えます。
家族に反対されそうなときの話し方は家族に転職を反対されたら|選考中に話すをご覧ください。
口頭で内定と言われた段階でも保留できますか
できます。エージェント経由だと、内定通知書より先に、担当者から口頭やメールで内定の連絡が来ることが多くありました。年収の希望を伝えられるのもこの時期までなので、早めに担当者と話しておきましょう。
承諾や辞退はいつ伝えればいいですか
どちらも、決まった時点ですぐに伝えます。辞退の場合、企業は次の候補者に連絡を取る必要があるためです。理由を細かく説明する必要はなく、「他社への入社を決めました」と伝えれば足ります。
承諾したあとは何をすればいいですか
今の会社へ退職を伝えます。私は候補者の方に、内定を承諾したあとすぐに伝えるようすすめていました。切り出し方は退職交渉の引き止めは「伝え方」で防げるを読んでみてください。
内定を保留するときのまとめ

転職の内定を保留できるのは、合わせて2週間ほどが目安です。長い方でも2〜3週間なので、迷いは内定が出る前に整理しておきましょう。
- 最初の期限は1週間、延長はプラス1週間ほど
- 他に候補者がいなければ企業は待てる
- 保留で心象が悪くなる企業もある
- 「待てません」は企業の期限かを確かめる
- 迷ったら転職理由と選んだ目線に戻る
- 頼むときは理由と日付をセットで伝える
内定の返事は、納得して決めることが何より大切です。最終面接の前後の動き方は転職の最終面接で落ちる理由と合格率を、転職全体の流れは技術者の転職は何から?流れ6ステップを読んでみてください。

